16:46:55 shinsaibashi-Statue of Liberty 01/15/2014
擬態の失踪 模倣の消失 4
寄せてたぐる、寄せ手殴る、寄せて店て視せて、そして歩く。安全から終了まで、模倣からワガモノガオへ、擬態から猿ぐつわへ、爪は餓死へ青空の向こうの漆黒の葬儀場へアタシたちみたいな近親略奪、力の思いの矢車のような憎悪は切り裂かれ血を流し、20回めの神経衰弱になって、青い影の怨念のとても淋しいとても悲しい各駅停車のJRに乗って行かなければならない。勿論地下鉄も、国会線も早稲田モノレールも、小刻みな相似形のような脱退だった。それは明日よりも桁違いに大きな音楽だった。酒場の向かうの油絵の具に照らされた不仕合わせだった。微塵の文化を労働で怠け勉学に歌い猫に島国を眠らせた。もう大人ではない、もう明日ではない、もう電子文字ではない、もう断り書きを日録としない、すでに星の舌に祈りの卍を認めない、決めた日々は遠ざかるが、酔いから褪めれば酩酊を内股で跨げばそして母をもう一度忘れれば、きみも猫もそこにいる。東京のつぶれた青空の裂け目からまた伊勢湾台風がやって来る。
2014-01-20 23:27
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