『写真で視るとまるで水たまりの逃げ水』07/10/2013/04162 [日刊忘れ女たち]
09:26:54 koukasen-shita-no 07/10/2013
写真で視るとまるで水たまりの逃げ水
明日の言葉と
今日書かれている
暮らしを四角くためらって流したものは
足曵きのからす岳おお災いよサーベルよ
群れてなお少数の
子供のときからひねくれた野菜の獣だった
と思えば鳥の頭 嘴 眼球 目つきがこっちを見ている
首が群れて
鳥が視れて
野菜が燃えている
あたしは完熟のためにじっと視つめた
恥ずかしいなんてあるインクつぼの中に落としてしまえば
訳無い
ええ、ええ、何回も云うのですよなんかいもね
念を押すように念じるように駅の名前はもう云いません
馬車の名前ももう云いません公園の仕種も（笑）のさざ波の
なかに溺れてしまいました
引かれ者の小唄（ひかれもののこうた）をまた蔑んで
おまえは蔑んで
あたしたちは蔑まれて
群青の 群小の 群少の
仮名で 奏でる 金網のでる
呼び込みといっても（閉店した銀座松坂屋前横断歩道の待機場付近）
わりかししきたりの優しい土地柄ですから
あたしたちは傷口のように華やかですフランスべとなむジャズの
青木恨みはけんもほろろの創作料理
なぜ百貨店光合成に昼休みに行くのかしら
ええ昨日の夜のことではなくって
新聞屋さん
何を買ってもらったのかしらしゃくれたいい女より
そこで買ったものはなに触ると起きる樹
海の底の宝の箱
野菜で描かれた人の顔
それを描いた人の意地悪な目つき
鳥の首で描かれたため息をつく人の帽子
それとも美しい呪い
右を向けば船
左を向けば墓地
あたしたちは健康に再稼働を力にします
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