<25>吉増剛造『静かなアメリカ』 [無謀なる365冊]
詩と格闘するのが楽しいと書けばとても恥ずかしそうにしてしまう
吉増剛造の、ように読む(書く)ことができるだろうか?
吉増剛造のように、書かない(読まない)ことが可能だろうか?
吉増剛造のように恥じらうことが、
なぜ去年の暮れ、『静かなアメリカ』は東京駅八重洲古書館にあったのだろう。
年が明けて、4日の日に「大丸の仕事の打ち上げ」をやるというので、
どこかにカセットテープで残っているかも知れない、上池袋の下宿先にて、
中條くんはビール瓶に口をあてて即興し、『黄金詩篇』『王国』を朗読し、
高田馬場の「清瀧」で隣り合わせた、「ギターやるの、こんどいっしょにやりましょうよ」
基本コードしか弾けないわたしは恥ずかしかった
女子を口説くときある種の人は、むかしつきあった女や親友のことを語るのだ
勇気を持って詩をかたる
思う限りの最高峰の感覚が、
あり日常でもあり、
297頁の書のなかに40いじょうの付箋を付けてしまい
水色、うすいピンク、白地に濃い赤、黄色、濃いピンク、など
引用負荷の一冊。
発行2009/11/30
発行所書肆山田
赤いブックカバーがとても痺れる
2010-03-02 09:09
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