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『王子様のホテルの窓に貼り付いている虫の心根』11/30/2013/04231 [日刊忘れ女たち]

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14:31:48 yokosuka-kannonzaki-sangenya-houdai-ato 11/25/2013





   王子様のホテルの窓に貼り付いている虫の心根




あたしの歩きかたはトーテムポールなの
自慢じゃないし
遅れてもいず
半島の色濃く
電柱になど
にじり寄るなの

さくさくとナイフが落ちてきて
わが道に舞い刺さる
まさか映像ではないかと物語れば
被害妄想
自己支援
擬態勧告も甚だしい

続けて歌ったね そっと夢が軽い
目がかゆい
先生を吊るし上げ
あたしが波の物語る
そのまま
王子様のホテルの窓に貼り付いている虫の心根(しんこん)なの

(気楽)がゆるすぎて京都を出てゆく
東京に帰ることを帰京といい
京都に帰ることをなんと云ったか
たぶん洛ナントカ・・
落葉 落城 落第 落日 落陽 洛陽 世界遺産
(作詩後、「大辞泉 Copyright 2010 Shogakukan Inc.」で調べてみると
(帰洛
(であった 
(喜楽)がゆるすぎて家庭生活を出てゆく

脚がないのに歩いている
羽がないのに桃色のソラを飛んでいる
あたしは始めに機械を産みました
なんでも混ぜる機械です
あたしはさっそくトーテムポールを入れました
脚がないのに歩くのだからです
羽がないのに桃色の空を飛ぶのからです
それとも幸せのコトバを入れよう
それにしても桃源郷を入れよう
それで眼を閉じたんだった

今は帰り道か行く道か分かりません
脚がないのに歩いています
ナイフや爆弾でひとの顔でできた道はぼこぼこです
猫も生き物も木の根もありません
友情も暗闇も初恋もありません
脚がないのに歩いている
肩がないのに桃色のソラと肩を組んでいる
それで眼を閉じたんだから
もう眼をあけて
その道をゆくのです
こわれているのは
産んだ機械です
羽がないのに桃色のソラを飛んでいる
きこえているのは
すんだ音色です








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天童大人プロデュース-「目の言葉」から「耳のコトバ」へ- 第1023回 平井弘之 Projet La Voix des Poètes(詩人の聲)
12月8日(日)午後2時半 


詩人平井弘之 12月8日(日)午後2時半から。(開場午後2時)第1023回 Projet La Voix des Poètes(詩人の聲) に、初参加!溜池山王の宙に、初めて聲を撃つ!乞うご期待!
天童大人プロデュース-「目の言葉」から「耳のコトバ」へ-
詩人平井弘之。Projetに、今回が初参加。10月13日の1000回記念公演を聴いて、このProjetに参加を決めたという。
第一詩集『忘れ女たち』(書肆山田刊)から順次、聲に乗せて、己自身とじっくり対峙していただく。
それが一番有効なことだ。
どんな聲で、どう聲に乗せるのか?こうご期待!
(天童大人(Tendo Taijin)詩人・朗唱家・字家の公式ブログ。UNIVERSAL VOICE(宇宙ノ聲)より)

予約2700円(当日3000円)、学生1500円(学生証提示) 小・中学生(保護者同伴無料)、障害者手帳提示1500円

予約・お問い合わせは
Hispanica 〒107-0052港区赤坂2-2-19アドレスビル1F
銀座線・南北線「溜池山王」駅下車8番出口の前のアドレスビル内、徒歩0分  Tel 080-4119-9711神田
北十字舎 Tel 03-5982-1834 Fax 03-5982-1787
携帯090-6181-0556(AM9:00~PM20:00通話可)
*平井への直接予約も承ります。


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