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『しゃがみ込んだまま落雷の物語を降下してゆく』07/14/2013/04164 [日刊忘れ女たち]

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06:27:37 hontou-no-midori-? 07/14/2013





   しゃがみ込んだまま落雷の物語を降下してゆく




こんこん
消えてしまった
なにが
あの一瞬が
気持ち悪かった
しゃがみ込んで
出口になれるだろうか汗を胸の小さなビーカーに垂らしている

青くなるのだね
鼻のところまで花なんだもの
眉毛のところにも花なんだもの
強く
詰めていかなければ
いけないと
夏、あたしはたった独りで生まれた熱海の海岸を装飾し過ぎの
花の顔の男と
こゝろを遊んでおりました
こんこん

喪失感を伴わない消滅は盥のなかの送り火にも満たない心地よさを
きみに触らせることができる夢魔を訪ねて何万ブースの投資信託ガールの
巻き毛のあざとさに肛門から接吻を始めることが可能なのかいくら平手で
はたかれようとも朱色のアリスがいまから表に出て人工のヘイヤ(平野)を
掴んでいるうちに名古屋のように草の夜に落ちる星雲大戦物語の脚注として
あたしは生まれなかったこんこんその方が良かったこんこんそれは選ぶことが
できなかったこんこんそう思わなければ今まで生きて来れなかったこんこん
そう思わなければ手紙なんて書かなかったこんこんどうぞ花の顔の男をいつ迄も
見届けてあげてください散文的な欲望の分布的で文法的な間違いなど
一瞬の消失で何度も生き返ると信じていましたがいつ迄もこの気持ち悪さが
どこまでもまとわりついてくるので四万年前の猿ぐつわのことをどうぞ
野菜の顔の男に聞いてみてください大地や元素や空気や風にどうぞその物語を
ここへ来てしゃがみ込んでそしてうずくまってその音楽を聴いてみてください

香しい花をいかがわしいと刻印した空を飛ぶぶつぶつをつぶすしゃがみ込んだ
詰め物同士が冷房温度をもっと下げろと云っているのがだれの耳にも届かないうちは
四角と云う図形をマンホール岸のたってのすすめで破片のひとかけらたりとも
興奮して腫れて晴れて青空になったソラの高みを測れないまま地域専従の何千もの
右腕のないバイヤーたち男も女も入り乱れ右に傾き左の神に疎(うと)んじられ垂直の姿勢を
保つこともできずに法外な値段を標(しる)した雨模様の朝の作務衣から抜き取り蛇になる前の
種子筏になる前のはだかの樹齢悪い世界になる前の廃棄された仏壇で作られた巨大な
人形の足の中指の毛根が肥大して禁止ですレジの前に何列も並んで景品の毒虫を争って
奪おうとしないでください暑いからと云って季節が夏だとは限りません進化の過程では
それを信じるか信じないかは別として聞き物語りが無慈悲にあなたを放り投げています
しゃがみ込んだ夏(消失の
しゃがみ込んだ花(喪失の
夏の顔は野菜(危機を瞬間的な
花の顔は混迷(保存不能として
キュウリや茄子さやえんどう東京オリンピックの記念銀貨やいつまでも捨てられない
あの人の爪のかけら大きく引っ張っている奴隷たちの重化学兵器や古都の石垣
もしくは六色の椿の花の色を七回唱えられることのもう一つの混迷の偉大な糞
一度視たら忘れらない
何度検索しても
それはどこにもない








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