『黎明の奴隷』04/24/2013/04122 [日刊忘れ女たち]
13:44 kaze-2 04/22/2013
黎明の奴隷
あっちへふらふら
真実じゃない
ふらふらしてないもの
こっちへふらふら
本当じゃない
あたしがそれじゃない
でもそれはいる
魂ではないけれど
それだって哲学になっている
白い小さな粒さ
それだって話題にはならない
でもそれはいる
ことの発端は麻薬でも
こゝろの隅々まできれいにみがきたい
眼を瞑れば
せかいの重さがわかる
でも
それも確実じゃない
だれも
物語にしない
あたしたちは
愛されたかった
あなたが
覆い被さって来るのを待っていた
その流星は
こゝろの肝をあざ笑い
何かが変わろうとしても
やっぱり昨日のままだった
事件だけが
悲しみだけが
とつぜんあたしたちを帳に包んだ
それからあたしたちは
窓をあけて
チャイ色のつきを視た
なにかの機会をうしなって
そのままあたしたちは
黎明の奴隷となった
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