『ポルノ浅岡love町子シュガー』02/26/2013/04095 [日刊忘れ女たち]
12:49 tokyo-shinjuku 02/24/2013
ポルノ浅岡love町子シュガー
四時間目の体育が終わったすぐ後に
ソラが急にマヨネーズになってしまったのだから
あたし町子シュガーは洗っていたのだった
ポルノの変なものを
もうお帰りかいポルノ浅岡くん
ダリの画集をかかえてバスに乗るところだね
さっき図書館をはみ出る光線で
（五月蝿いほど綺麗になれる）を殴ったよね
顔のこと訊かれたら逃げてしまいなさい
危険です赤い砂糖にマヨネーズをたらし込むのならまだしも
マヨネーズに赤い砂糖を混ぜるなんて
不適切です
反文化です
不安国民です
あたしはやります
あなたの肉体のなかでカソナードになります
あなたのこゝろのなかでクリームブリュレになってあげます
浅岡ポルノくん
電話を待ってます
あなたはまだシュガマヨパンにしか過ぎないのです
石が冷たいから老人が行き倒れている
抱きしめようなんて
誰もが思わないそれで町子シュガーはマヨネーズになってしまった愛のソラを
なんとか立て直そうとして靴下を脱いで天上を視あげたついでに顔も脱いだ
そこにポルノ浅岡のへんなものが現象している
あああれからもう何億年経ったのか知る由もなく
行ったり来たり行ったり来たりを繰り返している
あの台所も神の元へ粉塵になって舞い上がったのかしら
それともポルノ浅岡のようにただ疲れはててきえていったかな
泳いでいるときにはバスにも酔わない
ピアノを載せてもその重さの大半は波が運んでしまうのだから
でも数年後には壊れてしまうのだ
理屈の届かない赤いマヨネーズ
どうしたの怖くなったの
いまさらお詣りしようなんて随分未来って勝手なものだわ
それを泳いでいるとは云わないかも知れぬ
ダリの画集のなかの町子シュガーの顔のことをずっと黙って
ガス管を咥え水道管を差し込みおじいさんの古時計を歌うつもりなのかな
あなたポルノ浅岡
あたしシュガー町子は
あなたをポルノを恨んでなんかいませんただ黒い炎のママで凍っています
正規の老描の愛情とあなたのへんなものの間で
熔けてしまう訳にも行かないからそう云う訳にもなかなか行かないから
どうしたの醜くなってしまったの
皺だらけで
誰ももう振り向かないわねポルノ浅岡くんそうよねあたしの焦げたカソナードさん
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