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忘れ女たち11/16/2012 tokyo-futyuu-2/6 [日刊忘れ女たち]

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09:01 shizuoka-aoiku 12/22/2012




日刊忘れ女たち11/16/2012/04046




    
    雨の朝のバド・パウエル




嫌いなオトコが皿を洗っている
天井に埋め込まれた
網状の鳥の博覧簿を覗き
こゝろも都内
咽喉も口外
オトコは赤光をアタシに着ろよと歌っていた きつね火のにおいがする
旗を振ってそれに応え
地下通路へ降りる
ぶつからないように
あらゆる仕種を忘却して
そうして
そうした

一角獣が三挺で残念会をした
日本語も変わっていく汚物処理を求めているように
麗しのサブリナの白い波うち貝のど笛よ
国粋の拍子木を病死にいたらしめ の砂漠で賢妻の密かな眺望が
あらゆる滅亡の汚点から慰められて
証明書発行の早朝の行列にも根拠を持たず
われわれの誰も負けないベルベットボイスが
顔にはげしい雷を落とした
そうして
そうした

化けの皮を剥くかわりに
硝子の皮を剥いだ
そうして
(その)ひとが死んだことを思う
レジのオランダ人に
そのことを伝える
有料ですよと流麗な英語がソラにながれる
未成年の釦を閉じて
オトコが奇跡を信じるかいと
アタシに歌いかけている ぶちこわしの空中廊下
なんのために
砂のピアノを聴く
なんのための
四本の腕が生えている
そうして
そうした








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