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忘れ女たち10/27/2012 kyoto-no.18 [日刊忘れ女たち]

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10:25 kyoto 10/29/2012





日刊忘れ女たち10/27/2012/04026




   
    1927年の日記帖



 

いろいろなる理由があって

1927年の父の日記にいのちを預けている

山の路に続く舗装されていないばらばらの

原因があって

理解がある

手紙かボール紙に書かれた異郷人の体温や知温なのか

まずは芥川龍之介が一月を飾っている

 

多分これを読んでいる

「アタマの良い人が好き」そんなことはだあれも云わない海を見下ろす

存在の理由があり

通俗の人が渋谷の交差点を我が物顔で

孤高の人が心斎橋筋のアアケードを自転車を降りて道徳心といっしょ

催涙弾が立ち上がって水を飲んでいます

 

芥川龍之介「通俗小説論」が飾ってあります

もう道路には誰もいないよ

ほんとうにこの路はそこに繋がっているのかい山越えはなんのために

原因があって

不和は原因ではなく

カナリアが死んでしまいました

 

昭和三十四年の官製はがきが挟まっている

宛先は母ユキエ様

彼のだしたものではない

このとし父は五十三歳

見慣れた(忘れた)国会議事堂斜め右前方からのアップ日本郵便

あたしたちは波になりたい

給料日には待ち合わせをしています

 

何故このはがきがここに

何故だろうなあ

本文になかなかゆけない

1927年に触れてみようとしているけれど

上手くゆかないかも

最初から

どんな理由で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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