忘れ女たち10/23/2012 kyoto-no.14 [日刊忘れ女たち]
13:15 kyoyo-bunhau 10/25/2012
日刊忘れ女たち10/23/2012/04022
例えではない
隠しているスメラギに纏い付く痩せたナイフ
遥か遠い
点の応え
線のうろたえ
街の階段を自動的にあがってゆくと
こんにちはぼくは老人です
ここからの眺めはすべて未型のものです
いまからこの渇いた森林のなかで
十字砲火が一斉にはじまります
あらわれて云う
「ある」と「いる」とでは
どこがどのように違っているのか
ロンドンの劇場で割れた林檎を食べている
集まってきた蝙蝠たちは
群がるのに必死に生きている
続いて北の離島の映画館に行く
カタチにしてそのことを云おうとしている
俗物だからね
そう云い切ってなんだかほっとしている
隠しているものは
隠していてよいものだ
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