忘れ女たち08/23/2011 saitama-omiya-1/5

05:41 09/01/2012 kyoto-mado

日刊忘れ女たち08/23/2012/03961

　　　

　　　眠るセールスボーイ

ぼくは誰なのか知っている

もの売る人で

この世界で一番わかい

そしてちいさい

聡明なはず

 

ぼくは誰なのか思い出す

駅のところまで行って

どのバスに乗っていいのかわからない

どうやら遅刻だ

ええい歩こう

 

出勤すると壁の後ろにものがあると聞いて

取りに入った

狭い

壁の向こうでおじさんたちは云い争ってる

電話もかけているし

正常な状態と落ちつかせてみる

 

ぼくは眠っているらしい

もの売る人は本来は起きている

そんなこと考えながらものを調べる

ぼくは誰なのか知っている

もの売る人で

すこしでも多く売る必要がある

 

家にかえるとそこは事務所だ

兄もそこにいて

いっしょに出かけようと云われる

二人ともセールスボーイ

ただぼくだけがすっごく眠い

でも出かけよう

さあ出発だ

 

 

 

 

 

 

 

タグ：詩　散文　詩人　詩歌　現代詩 セールス　セールスマン　セールスボーイ 眠い　眠る

コメント 1

ご訪問ありがとうございました(笑)。
by ため息の午後 (2012-09-23 20:30)