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忘れ女たち03/01~02/2011 [忘れ女たち]

日刊忘れ女たち03/02/2011/03423


  三角と四角の立体化(立体になる前の話)




丸く気がついた
浜辺でズロースを脱いだ
三角を読んだあと
聴きなれた旋律なれど

web上で新聞紙になっていた思い出や落書きの部類
四角に云った
文章としては破綻をしていますね
わかるだけ
輪舞さ

お前の母さんのへそや瞳なんかを描かなくとも
不安と不満を排除し
許しながら生きるほうほうの恋愛いがいのものが何かあるのかいと云うので
そこでこんな話があったのですと続けていたのです
画龍を調べる
きのう変なおやじが来て
ベルギーのほらあそこブルージュと云うから
絵では見たことがあるけれど行ったことはない
なんて云えば
こんな商売してるくせに行ったこともないのかいとか
がまんしていると
おもしろい話ではあったが
関係ない
画龍を調べた
画龍ではなく画竜なのだと判明した
画竜点睛
その竜の絵には、瞳が入っておらんかったんよ
キレイな商売じゃ
あたしも画家だんけ
いい加減な奴だにと思った公務員がおじさんに理由をたずねる
「もし瞳を入れたら竜が天に飛んでいってしまうからだよおまわりさん」と云いました
官憲は逮捕するぞと拳銃を空に向ってぶっ放しながら
「眼を入れよ」とおっしゃいました
ここぞとばかり勇気をもらった画家は「してやったり」とばかりに
まず雷神を呼び出した
それから風神を呼び出した
絵にもかけない怒濤の美しさで竜は天に昇って行きました
おまわりさんは
かの女に詫び
かの女のことを
愛してしまいました

それがワタスだったね
かの女はかれが嫌いだった
かれはこの一晩のうちにもっともっとかの女に恋をした
こんな物語は終わりにしなくてはならない
そうかの女は悪戯な色彩をしたためた
それがワタスだったさあ

それがぼくだったす
かの女はかれが嫌いだったが
かの女のかこもあまり好きではなかった
みらいは局部麻酔のように
かこを侮蔑した
なのでこう云うことにする
きらいではありませんがloveではありません
likeそれがぼくだったっす







日刊忘れ女たち03/01/2011/03422


  海と夜具




すごいね
囲まれて
ここで実をみがいている

日守
陽守
馬や豚を

撫でるように
直の感覚で
太陽を
ふさぐ

鼓笛隊が不時着
日守
陽守

ジャンプできない
猪のように
豚やカンガルーをつくりかえて行く
いく千万の父母よ
あたしはいま白い夜具のうえで
エジャキュレーションの後始末に忙しい
枕をなおし
サイレンス伊豆ゴールデン島に独りでいる
そんなことはお見通し
さやかに
さやこが
さやあてを
撫でまわした
消毒液の匂いがする
夏の真下で
切符を渡そうと
エスカレータの傍らで待ち受けている

ひどいことを
忘れません
海と夜具の界隈で
足ががくがくしています






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