『マスキュラ』08/24/2013/04198 [日刊忘れ女たち]
22:33:12 rokkaku-bridge 08/23/2013
マスキュラ
パフォーマーが苦い炎天下に
起動してコロンとマーキュリーを落としている
渋谷ハチ公口で
無駄な死に方はない
先頭に立って拍手が聞こえ
あたしは関係性のオンナである
意識は
放送部としてこゝろの要に
手を振れ
契（ちぎ）れ
骨盤を歌うと
目黒の方角から星が泣きながら飛来する
ぼくたちの階段に牛はいないので
ふたりとも黙っていた
将来のためにクツウを味わう
そこから宿願の川岸までは遠かった
眼をつむれば五色の吹き流しは破れながら消滅する気配で
やくざとアニメしか視えない後楽園の向こうに
道案内はいない
荷台がマスキュラの先天のように
旅の字を
求めます2012はナイフで終わった
息が上がり降りるところを間違えない
きみは神様をどんなかたちで
手を振りますか
こいつB連解体やってたのによ、いまじゃ野菜功労者だぜ！
渋谷の坂をずっとあがってゆくとその果ての瀧のなかに
入れ替わる魂が視えるわけではないのです
良いグラスに
良い氷が溶けてからころ
眼をつむって
無駄に死ぬまえに無駄の意味を無駄に考え
それから無駄に死んでも遅くないじゃないと煉乳した
月曜日がキャッチセールス
架空の人ならどんなに色づいてもよく切れる
五本の指のごめん名が
太陽系の果てに卒塔婆のように立っている
荷台やナイフを
ゼリーに戻して求めることを止めてしまいます
旅というかたちや遊というこたえが
緯度の萌黄（もえぎ）を今測っている
あなたを探す、と
ぼくたちは、書き付ける
やがてマスキュラ
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