『叩き付けてブライアン』08/12/2013/04189 [日刊忘れ女たち]
16:36:30 akabane-eki 08/10/2013
叩き付けてブライアン
とうとう僕たちは
なかのなかのなかのなかに入って
だらしなくおと垂れ流す
太陽を食べていて
リズムを忘れ
敵たちは
雲を食べた
とうとう僕たちは
図書図書図書
司書司書司書となって
江ノ島のずっとこちら側で
ベッドから出ようとしない
ブライアン・ウイルソンですが
特別な悲しみと云うものはない
わからない
とうとう僕たちは
すぐれている方角を惨殺から少しばかり知り
尻を突き出して
踊りながら体力を散財する過去のなかの夢を泳ぐ
詩のウミだよ
らんらんげるらん
産んでゆく汚辱の島はやせ細り
あたしは木魚
木魚のまえは
島のいちばん高いところに生えていた
とうとう僕たちは
炎が冷たく燃えることを知り
どんな暦にも降りず
どんな駅にも仲間と肩組まず
羅針盤やメトロノーム
神風撃ち落とす臭いペニスのように
時計台やねずみ講
さいごのぷらとにっくの寒暖計
粘つくエイリアンの咽喉のなかで
育ち始めている
ピリオドな草
とうとう僕たちは
水道管を抱いた
やましいことが
火の星まで飛んで
波乗りの佳境の音符は雨だれとなり
砂を咬んで
こゝろの紫外線を縞模様にし
その頭
殴りつけ
からだのなかを管が走り
管のなかを
僕たちは走る
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