SSブログ

『仏具スカイツリーの螺子として』07/16/2013/04166 [日刊忘れ女たち]

IMG_1749.jpg
17:40:05 higashi-ikebukuro-RoobikHouse 07/13/2013





   仏具スカイツリーの螺子として




ひとりの人が眠っている
黒い玉が転がっている
やんちゃな畑も破壊の一味かも知れぬ
敬礼する
音符と円錐型の遊覧船が南アルプスの山間の
閃光あぐ
現れぬ
其の眠りは無味無臭のはずであった

ひとりの人が寝息をたてながら眠っている
一人たっている濡れた舌で
視あげたものの端から端へと泡立つ虹がかかり
痺れる
抜かねばならないこの闘魂を
夜も
死んでしまおうか じっとして
其の眠りは妊婦の腹のうえで幼名が絞り出す酸っぱい味がした

ひとりの人が眠っていたが起こされて歩けと云われて
歩きながら眠る白熱の野菜のからだを
なんども楕円のメルアドを使いながら盗み視るチュニジアを
あなたは
眼のなかの新しい伏魔殿の素材を削る
畑がアブラだらけになるぞ
来いよ
其の眠りは仏具スカイツリーの螺子として空港で止められて

(其の種いいえ螺子)
許されないチュニジア許されない東京許されない黒い玉がもう
戻れない知る人もいない焼けたチュニジア焼けた東京焼けたや
んちゃな畑の上空に今さしかかっているときに仲間たちは仲間
たちに問題を投げつけたがあまりの機体の急降下にて無重力の
状態になって天は人の為に人を作らず貂は人の為に衣を作らず
と訳注されているが如何なものかソラをまくり上げ手の届かぬ
と哭く子もいれば喋っても喋っても易しくても易しくてもなお
妙案はついに浮かばず洗っても洗っても明日流す血の其の赤が
ソラとこゝろに溶けてはゆかぬ固い果物があなたの指をつくり
ぬるい夏の夜の月光のうがいのように姿をお姿をお姿を視たい
眠っているのはあたし一人の四大元素などと其の額縁に漏らす









nice!(26)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 26

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。