忘れ女たち07/20/2012 kofu-fuji-aisu-2/4 [日刊忘れ女たち]

07/24/2012 17:08
日刊忘れ女たち07/20/2012/03927
ねむ睡眠
三十分降りてゆけると
映画視れるうれしい
田畑を耕し
それも針の山で
血の用水路から汲みあげて
ねむ睡眠へと閉じ込めてくれた
愛人の靴たち有り難う
苛めているあなたへ
ぼくも苛めました
ほんとうのことは大手運送業に云えませんが
からだの白糸の滝
こゝろの噴火口
貧しげな泥がそれを作りました
お金持ちも沢山いました
擦れ合う一の腕が
燃えそうに熱いです
ねむ睡眠は
あなたを赤裸にボールペン分泌に誘います
便所へ云ったら癲癇の子に出くわしたので
癲癇の真似をして苛めました
その脳は
高田町学習院下に効率よく
埋められました
体育の教師の死骸と一緒にです
羽根がなくとも飛ぶことができる
階段がなくても降りたりのぼったり
指紋がなくともあなたの乳房をつかみ
三十分の間中
海と油を混ぜている
一ヶ月前
とてもわかい思索女が死んだ
ねむ睡眠を
繰り返し繰り返し繰り返したので
くだり坂の数と
のぼり坂の数がついに合わなくなった
コメント 0