『ここでいま誰と会うべきか』09/05/2013/04205 [日刊忘れ女たち]
15:17:33 akabane-sora 09/03/2013
ここでいま誰と会うべきか
どこでいつ
佇んでしまったのかが
きみのオリジナルだ
さあ（苦しいときも
跳べ（きみが諦めるときも
肩あざ
喉しこり
痰
睡眠導入剤
痺れ、鍼、整体、整骨院
さっき逮捕される草刈民代と死んでゆく役所広司を視た
枯れ野性ではないけれど
監督は主演醤油にぞっこんで
味が濃すぎるのではないかと妻に云うと
どうしてそんなにひねくれちゃったの
年はとりたくないね
娘が口を挟んだが
私は意見を変えず
自分の遺書を
革命の妻に捧げた
ミラン・クンデラ
宇野千代
佐々木幹郎
海のなかであたしはそうして喪失し
恥ずかしくない
記憶があり
みんなに云っていた
読んだことのない
鶏やオオカミが
えさのなかに
詰まっていた
素直な夏の姉が視ている前だった
ここでいま誰と会うべきか
幻想の水だった
その火柱が
猫のように
長く死んでしまう星で溺れ
再起不能
保存不可
いつまでもそこにいなかった
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