『続っ ふるさと探訪』06/24/2013/04149

11:19:40 fuzai-sya 06/19/2013

　　　続っ　ふるさと探訪

選挙に行かない人のわりあいくらい

言葉のいらない人がいます

時間のそのさきを

　あたしはぼーっとまっ直ぐに立って

ふるさとだっかかも知れない

その特徴のない高層を

眺めている朝を歯向かい

こゝろを

やっと粍（ミリ）まで合わせたのです

どこのだれかも分かりません

斜め線

　　　斜め線

　　　　　　斜め線

　　　　　　　　　白墨

　　　　　　　　　最初からあたし車掌

　　　　　　　　　　　　　　　　　　遊ぼうよ

はじめがどこからか知りません

　　　　　　　　　　　　　　今びょう院の窓から池袋

　　　　　　　　サンシャイン

　　死んでも残る

　　　　　　　　ちょくりつの深呼吸

　　　　　　　　　　　　　　　　　間違えている

メダル二個と

フタ三枚

　　　　おはじき四つ

　　　　　　　　　　富山県の川原で拾ったきれいな小石

あたしはそれでいいと思う

駅はいくつ作りましたか

　　　　　　　　　　　たまたまです

　　　　　　　　胸のバラが開きます

　　　　　　　　　　　論外です

　　　　　　　　　　　光るものは撤去されます

　　　　　　　　　　　独りで遊ぶのがさ　苦しくてもさ

　　　　　　　　自転車で回る

　　　　　　　　ぬめぬめした駅にも止まる

乗客乗員全部無事

　　　おはじきさん良かったね　

メダル二枚さんかみさまが助けてくれた

　　　フタ　知るもんか

　　　徳川さん家（ち）方面に乗り換えたかった

　　　　　　　　　　　　　　　　　朝刊（聖教）を夕刊までには届けなきゃ

宿題しなくちゃあ

　　　　　　　　お前もしろよ

　　　　　　　　　　　　　　車掌さん

最初からあなた運転手

　　　　　　　　　　お前もしろよ

　　　　　　　　　　　　　　　　運転

そういった特徴のない高層ビルの村がいくつか所有され

コーヒー色の何者かは帰っていった

　船へ

色素へ

名前のない処へ

　　　　　　

タグ：粍 高層ビル 徳川家 富山県 コーヒー色 ミリ 高層 特徴のない 運転手 車掌 ふるさと探訪 詩　散文　詩人　詩歌　現代詩