『ライヴとソラ 』03/08/2013/04099 [日刊忘れ女たち]
11:18 tokyo-ootaku-ikegami 03/07/2013
ライヴとソラ
きかん気の妻がいる
懐かしいなあ
すこし触らせてくれないか
いまそこでやっている
現実的でないものよ
そこに色彩も涙も無いのだろうか
鳥の王冠と翼を毛羽立て
硬い宝石箱の瞼を開ければ
吾想うも輪切りになって飛ぶ
いまそこでやっている
ライヴとソラ
恋愛事件とはアートである
密室とソラ
戦争の上空にもがれた嘴が渦巻いている
懐かしいなあ
弥勒がそう云ったか云わなかったか
すこし整理させてくれないか
妄想をなんでんかんでん箱のなかに詰めちまった
瞼が乾いて
塩にまみれ
良いものかそうでないかなんて幻として
どうでも良かった
瞼を開けると
黒髪の日本人形が転がっている
きかん気の妻は何処にもいない
視あげれば
ソラに羽ばたいている
いまそこでやっている
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