『一輪の花』02/18-02/2013/04086 [日刊忘れ女たち]
10:18 kyoto-shijoh-morning 02/16/2013
一輪の花
あなたは丘のほうを視た
なにかにつけて騒々しい山吹色のブルースを脱げば
眼にしみる
(ハート)に沈む
おお笑いナよ
黒くよわくしずかに休める刻(とき)はぬすまれたよ
もう帰ってこないけれど
あなたは行くのだと云った
丘のほうを視て
川のタンバリンは溢れて
いつものように灯りがともる
あたしたちはいっつでもまっ暗くら
いっつまでも突き抜けず
それなりに明るい
一輪の花
言葉と映像が駆けあがる至上の♪(おんぷ)
山姥たちのコーラス隊を
葛城の女は暖かく火を焚いてもてなし
祈祷をしてもらいたいと頼む
あたしたちは信じることを
意味もなく止めない
一輪の花
それが冬のやみ夜に消えてゆく
燃えてせつない合唱
2013-02-18 22:37
nice!(30)
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