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忘れ女たち07/11/2012 shizuoka-Sales events-1/7 [日刊忘れ女たち]

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07/16/2012 09:16




日刊忘れ女たち07/11/2012/03918




   シンリのかくめい 11  〜経験〜



  事実としてのいるには
  かならず時間が含まれている。
  数時間前には、「私」は此処にはいなかった

これ以上確実なことはないと云うことを
出発点にした
朝出かける
母がすがる
そして怒鳴りあい
トシアキは出勤する
歩いて目白駅までゆく
その道はややほそい
その道はすぐに山手線のミドリの断崖の沿っている

  「私」は明日は早く会社に出かけるので、此処にはいない。
  そして特定の仕事をしに行くことに鳴っている。
  そしていろいろの約束を持っている。

トシアキはトシアキの手元にあり
ユキエコの手元にはない
何処では・・・は、又、正確には「私」の親を示している
だからトシアキはあたしの父親を歩いている
駅に向って
断崖に沿って

だれにとっても同じ駅は跳躍しながら切符を切っている
ナガオカ君は改札係だから
股のうちがわが凄く痛い
父さんにお礼を云っている
その理由はわからない
「私」と存在の関係は同時に「私」と
生命の関係である
だれとでも関係を持ちたい
その道は右に直角に折れている
ほんとうは斜め左にも道はつづいている
川村学園のほうこうに続いているので
駅に向うトシアキは歩いたことがない
いいえ
歩いてもいたかも知れない
ユキエコのこゝろの時刻を横切るために

出発したのは、八月の二十日であり、千九百七十五年である
今日は七月の二十日だ
二千十二年の
トシアキはまだ到着していない
いろいろな約束や思い出したくもない惨めな事柄や残酷な奈落以後の
世界らしく窓を開け放っていても
扇風機の風を泣かないでと歌っていても
とても蒸し暑く
録画でNHK録画のオウム真理教の事件を横切ったばかり
駅への道は
Yの字ですね と囁かれたので
そうかな
違うと思う
ええ
そうかなとも思い
そのどちらでもないような夏に着いてしまったのです
ナガオカ君はとうに死んでしまったと聞き
トシアキが駅から何処に向ったかを
訊ねることが出来ない
居ないので
彼が何故 か・く・め・い と呟いたのか
それを発見したと
一人ざわついているのがあたしの記憶です
洞くつのなかでアオゾラを恋して
百年かかって槍になった
それは風の音がする
さえずりあう小禽のあいだを飛んでゆく
トシアキの記憶にもそれがある

  「私」は昨日はある海岸にいた。
  其所で、友人達と楽しく遊び、又、勉強していた。








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